幻想文学

アメリカ文学における怪異

『アメリカ文学における怪異』神原達夫著 荒竹出版 1978 ブラウン、ナサニエル・ホーソーン、ポー、アンブローズ・ビアス、ヘンリー・ジェイムズの5人がのこした作品を分析し、怪異の意味を探ります。 本書で頻繁に使われる「怪異物語」という呼称はいわゆる…

或る夜のクレオパトラ

『或る夜のクレオパトラ』テオフィル・ゴーティエ 田辺貞之助訳 齋藤書店 1948 安かったので購入。翻訳者にこだわらなければ、他の選集で収録作の全部を読むことができます。どうしても旧漢字で読みたいという人以外はわざわざ探す必要もないでしょう。

恐怖小説史

『恐怖小説史』エディス・バークヘッド著 富山太佳夫他訳 牧神社 1978(新装版)339頁[原著…1921] 世紀末を結ぶ恐怖小説史の古典 合理精神の瓦解・日常感覚の崩壊があらわになる無気力と不振の時代、人間の根源に訴える文学が常に歴史の背後に浮かぶその恐…

「幻妖コスモロジー」の作家たち

「幻妖コスモロジー」で紹介された作家の作品を・現在入手可能なもの、・現在入手しづらいものとに分けてここに挙げます。 ・現在入手可能なもの 夜窓鬼談作者: 石川鴻斎,小倉斉,高柴慎治出版社/メーカー: 春風社発売日: 2003/12メディア: 単行本 クリック: …

文豪てのひら怪談

([ひ]1-1)文豪てのひら怪談 (ポプラ文庫)作者: 東雅夫出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2009/08/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (14件) を見る粒ぞろいの名品を味わえるだけでなく、前後の作品が相互に関連するなど配置にも…

買った本など

伊坂幸太郎が雑誌か何かの取材で尚古堂を訪れたようです。 店長が少し自慢げに語っていました。

ゴールデン・フライヤーズ奇談

職場の古本屋で。 よい本を誰よりも早く手にすることのできる特権。すばらしい。 バイト代の全てが本に消えようと気にしない。 「本邦初訳」って本当に良い響き。

怪談部屋

怪談部屋 (ふしぎ文学館)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 出版芸術社発売日: 1995/12/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るふしぎ文学館 『怪談部屋』山田風太郎 問題作「うんこ殺人」など、エロ・グロ・ナンセンス味の横溢…

幻想文学必携 5

幻想文学1500ブックガイド作者: 石堂藍,東雅夫,「幻想文学」編集部出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1997/08/01メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (6件) を見るAmazonで不当に評価されていたので、熱くなってしまった。レビュー…

ドラキュラ叢書

【ドラキュラ叢書】 全10巻 国書刊行会紀田順一郎+荒俣宏=責任編集 1976〜1977B6判・並製 装丁=山下昌也 各980円 手元にあるのはこれだけ。例によって、詳しく知りたい人はこちらへどうぞ。 http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/column-dracula.html

サンリオSF文庫の本

サンリオSF文庫 1978〜1987 キティちゃんで有名なあのサンリオが拡大戦略をとっていたときに誕生した。SFという読者層の限られる分野で、既存のハヤカワSF文庫、創元推理文庫に対し果敢にも勝負を挑んだが、約10年で力尽きる。 絶版になって…

福武文庫の本 その1

福武文庫 1986〜1998 福武書店はベネッセコーポレーションの旧社名。本業は教育事業にありとの判断を下し、2000年春頃に小説関係の出版事業から撤退した。翻訳に関しては、福武文庫でしか読めない作品が多数存在する。

幻想文学必携 4

日本幻想作家事典作者: 東雅夫,石堂藍出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2009/10/26メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 247回この商品を含むブログ (17件) を見る『日本幻想作家事典』東雅夫・石堂藍共編 国書刊行会 定価7600円 ついに買ってしまった……◆…

鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活

こんな動物がいたらペットに…したくない。 『鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 』ハラルトシュテンプケ(, Harard Stumpke) 日高敏隆・羽田節子共訳 平凡社 定価800円 ◆内容 1941年、日本軍収容所から脱走した一人の捕虜が漂着したハイアイアイ群…

幻想文学必携 3

幻想文学大事典作者: 高山宏,風間賢二,ジャックサリヴァン,Jack Sullivan出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1999/02/01メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見る『幻想文学大事典』ジャック サリヴァン(Jack Sullivan)高山宏・…

幻想文学必携 2

『世界のオカルト文学 幻想文学・総解説』由良君良著・監修自由国民社 1982 自由国民社は『現代用語の基礎知識』をはじめとする、実用書、ビジネス書を発行している出版社。『世界のオカルト文学』は「名著・総解説ダイヤル」シリーズの一冊。執筆者は荒俣宏…

幻想文学必携 1

『世界幻想作家事典』荒俣宏 国書刊行会 1979 常々思っているが荒俣宏の仕事量は異常。 本書は総勢700名にのぼる幻想作家、美術家、思想家、出版家を網羅した、愛好者垂涎の画期的書物。雑誌『幻想と怪奇』の連載記事を基にしてつくられた。和文人名索引は非…

SFファンタジー大全集

☆ページビューが1000を突破しました!☆ 下らない記事ですが、これからもおつきあいいただけたら幸いです。 しばらくは毎日更新します。最近珍しい本を買い込んだのでそのうち紹介しますよ。

南條竹則関連 その1

『怪談の悦び』は品切れ。ちくまの方もそろそろ怪しいと思う。 画像を載せるのは著作権上いかがなものかといつも思う。宣伝に貢献したということで見逃してもらえば… 中身が気になる人はこちらへどうぞ。 「翻訳作品集成」SF・ミステリー・その他幻想文学 …

幻想画家 その1 梅木英治

あんまり良くないことかもしれないけど、プロフィール画像はここからお借りしている。 『日本幻想文学集成』(国書刊行会)の絵を描いた人。 梅木英治の世界 http://www.bekkoame.ne.jp/~questco/u-index.html

幻想漫画専門

☆銀星倶楽部の創刊号に込められた秘文字を解読した少年、少女達。まさにあなたは人工楽園で夢想するチケットを一枚手に入れた。ここにに描かれた不可思議世界は、決して彼の地の夢物語ではなく、いつの日か帝都に浮上する銀星倶楽部の日常なのだ。 ☆漫画誌で…

季刊 『月下の一群』

もっと続いて欲しかったと思っている人もいるはず。

深夜画廊

怖い画集を見て悪夢にうなされましょう。