日本文学

「国文学 解釈と教材の研究」より 2

1「幻想文学の劇場」1989 12月(改装版『知っ得 幻想文学の劇場』2007) 「幻想文学の手帖」の続篇。 2「現代幻想小説の読み方101」1996 7月(改装版 1996 9月) 101篇収録。とにかく数でおそうという企画です。各作品に「入手しやすいテキスト」という項目…

「国文学 解釈と教材の研究」より 1

「幻想文学」25号に記載あり。 残念ながら至文堂版『国文学』では「ファンタスティック・クオリティ」以降、幻想文学の特集がありません。 対する学燈社版『国文学』は、至文堂と比べやや後れを取ったものの、1984年の「夢のモルフォロジー」を皮切りに何度…

「国文学 解釈と鑑賞」より2冊

「幻想文学」25号に記載あり。 「国文学 解釈と鑑賞」(至文堂)の幻想文学特集を2つ。 1「異端文学の世界」1973 2月 2「ファンタスティック・クオリティ」1979 9月1冊目「異端文学の世界」は国文学系の雑誌として最初期の幻想文学特集。特集名は当時高まり…

Et Puis:幻想・怪奇・ミステリーの館

Et Puis(23号)特集幻想・怪奇・ミステリーの館 白地社 1991日本幻想文学の特集。対談、作家論、作品論という国文学系の雑誌によく見られるスタイルを踏襲しています。 対談は双方の意見がなんとなくかみ合っていなくて、読む側からすればかえっておもしろ…

日本の美学:「幻想」夢・幻の文化誌

日本の美学 17号 特集幻想……夢・幻の文化誌 ぺりかん社 1991 223頁 A5判 そのものずばりの特集名に惹かれて購入しました。 内容は……少々期待はずれ。 「幻想」という言葉を使い慣れない人たちが、それらしいテーマでこぎれいにまとめましたよという感じ、全…

別冊いんなあとりっぷ:怪奇・幻想小説の世界

(印刷の不手際によるものでしょうか、表紙の文字が少し傾いています) 別冊いんなあとりっぷ4月号 完全復刻版 「怪奇・幻想小説の世界」 中島河太郎監修 いんなあとりっぷ社 1976 378頁 ▼「新青年」掲載の怪奇幻想短篇を、当時の誌面をそのまま複写する形…

「幻妖コスモロジー」の作家たち

「幻妖コスモロジー」で紹介された作家の作品を・現在入手可能なもの、・現在入手しづらいものとに分けてここに挙げます。 ・現在入手可能なもの 夜窓鬼談作者: 石川鴻斎,小倉斉,高柴慎治出版社/メーカー: 春風社発売日: 2003/12メディア: 単行本 クリック: …

谷崎ガイド

生協で発行している書評誌「つん読」。 編集員を去年からやっている。 春号の特集は「へんたい!」。 変態小説といえば谷崎の名を挙げねばなるまいと思い、自ら志願して小特集を担当することになった。以下はその全文。 何と拙い文章…… 冷や汗ものだ。以後つ…

別冊太陽発禁本シリーズ

発禁本―明治・大正・昭和・平成 (別冊太陽)出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1999/07/01メディア: ムック購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (5件) を見る地下本の世界―発禁本 2 (別冊太陽)出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2001/06/01メディア: ム…