「幻妖コスモロジー」の作家たち

「幻妖コスモロジー」で紹介された作家の作品を・現在入手可能なもの、・現在入手しづらいものとに分けてここに挙げます。
現在入手可能なもの

夜窓鬼談

夜窓鬼談

新編 物いう小箱 (講談社文芸文庫)

新編 物いう小箱 (講談社文芸文庫)

蘆江怪談集 (ウェッジ文庫)

蘆江怪談集 (ウェッジ文庫)

月ぞ悪魔 (ミステリ名作館)

月ぞ悪魔 (ミステリ名作館)

新装版 とらんぷ譚 (1) 幻想博物館 (講談社文庫)

新装版 とらんぷ譚 (1) 幻想博物館 (講談社文庫)


現在入手しづらいもの

村山槐多耽美怪奇全集―伝奇ノ匣〈4〉 (学研M文庫)

村山槐多耽美怪奇全集―伝奇ノ匣〈4〉 (学研M文庫)

真夜中の檻 (創元推理文庫)

真夜中の檻 (創元推理文庫)

松永延造(1895〜1938)
『夢を喰ふ人』桃源社 1973

横浜大施療院精神病科の一看護助手と周辺の人々との関わりが生み出す様々なエピソードを通して、人間精神の複雑怪奇な暗部を照射するアンチロマン「夢を喰ふ人」(『日本幻想作家事典』)

桂千穂 (1929〜)
血と薔薇は暗闇のうた 』大陸書房 1987

十字架の上部に緊縛された足首を残して、男の体はすでに血みどろのおぞましい塊でしかなかった。ただれてめくれあがった腹の皮の切れっぱしが、顔のほうへぼろぼろ落ちていくのが、あなたは死ぬわよ。立ちこめる白煙ごしに見える。ミサはサディスティックな快感に陶酔した。スプラッタ・ホラーの元祖を自認し、ホラー・サスペンスに新境地を拓く、著者会心の書き下ろし第1作!(Amazonより)

半村良、立原えりか、都筑道夫の本は各種出ているのであえて挙げませんでした。また藤沢衛彦は『妖術者の群』以外、純粋な創作がありません。)