「国文学 解釈と教材の研究」より 2

1「幻想文学の劇場」1989　12月（改装版『知っ得　幻想文学の劇場』2007）
「幻想文学の手帖」の続篇。
2「現代幻想小説の読み方101」1996　7月（改装版　1996　9月）
101篇収録。とにかく数でおそうという企画です。各作品に「入手しやすいテキスト」という項目が付され、手軽なブックガイドとしても使えます。
巻末の「幻想小説の文献装置」は、ほとんど説明なしに膨大な量のアンソロジー・研究書を羅列した参考文献案内。専門家はいざ知らず、入門したての読者にとっては少々骨かもしれません。

内容
1「幻想文学の劇場」1989　12月（改装版『知っ得　幻想文学の劇場』2007）
対談「フランス革命の裏で起こってたこと」荒俣宏/高山宏
幻想文学のモチーフたち
〈日本〉
〈結合術〉の古典
「竹取物語」
平賀源内「根南志具佐」
鶴屋南北「東海道四谷怪談」
曲亭馬琴「南総里見八犬伝」
四元素の渦のなかで
太朝臣安万侶「古事記」
世阿弥「松風」
北村透谷「蓬莱曲」
泉鏡花「高野聖」
古井由吉「山躁賦」
マージナル・パワーの逆襲
国枝史郎「神州纐纈城」
中上健次「千年の愉楽」
別役実「そよそよ風の叛乱」
逢魔の時
景戒「日本霊異記」
紫式部「源氏物語」
上田秋成「雨月物語」
津島佑子「逢魔物語」
色川武大「狂人日記」
知と性のあいだ
谷崎潤一郎「金色の死」
小栗虫太郎「黒死館殺人事件」
沼正三「家畜人ヤプー」
〈海外〉
〈結合術〉の古典
「アラビアンナイト」
セルバンテス「ドン・キホーテ」
パウル「巨人」
イェイツ「幻想録」
四元素の渦のなかで
「西遊記」
ゲーテ「ファウスト」
ステープルドン「スターメイカー」
ピンチョン「重力の虹」
マージナル・パワーの逆襲
マイリンク「ゴーレム」
ロートレアモン「マルドロールの歌」
ブルガーコフ「巨匠とマルガリータ」
カーター「夜ごとのサーカス」
ボウルズ「優雅な獲物」
逢魔の時
シェイクスピア「夏の夜の夢」
ウルフ「オーランド」
ベールイ「ペテルブルグ」
ピーク「ゴーメンガースト」三部作
ドノソ「夜のみだらな鳥」
サド侯爵の影の下
ボードレール「悪の華」
ミルボー「責苦の庭」
クロソウスキー「バフォメット」
知性狂乱
ホッグ「悪の誘惑」
ピランデッロ「エンリコ四世」
ユイスマンス「さかしま」
ジュースキント「香水」

2「現代幻想小説の読み方101」1996　7月（改装版　1996　9月）
こんな形ですみません……
画像を大きめにしておいたので、ズームなどすればなんとか読めると思います。
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