季刊 『月下の一群』


もっと続いて欲しかったと思っている人もいるはず。
季刊 『月下の一群』 海潮社 唐十郎編集 全2巻 1976年
2冊揃いで3千円ほど。
ネットで検索すると堀口大学の方にばかり引っかかるので注意が必要。
既出かもしれないが特集内容をご紹介。

●創刊号 特集 人形 魔性の肌●
1976年5月20日発行 定価980円

【下降の水路をたどるゴンドラ】(巻頭往復書簡)澁澤龍彦 唐十郎
【『妖精の書』について】種村季弘
【(インド古典芸術における)「女主人公(ナイーカー)」の分類 〈その1〉】松山俊太郎
【日本人形史論のこころみ―存在と技術のあわいにて】松田修
【肉天体の原理】赤瀬川原平
人形使い】(怪奇小説日影丈吉
【からくり幻想考】立川昭二
【夢見る自動人形―霊媒たちの逸話】巖谷國士
【体力論丹田編】平岡正明
【つつしみぶかさのないことについて ピエール・モリニエの方へ】四谷シモン
【ズボン】(絵物語篠原勝之
【若菜よ】(長篇詩)吉岡剛造
【蛇姫様参り】ルイス・キャロル 嵐山光三郎解説
パレスチナ報告】(特別インタビュー)若松孝二
【下町ホフマン】(書下ろし長篇戯曲)唐十郎
【人形か人間か】津島佑子
【詐欺師の変身 悪文読本1】池内紀
【ベーゼン・スティング・トリップ インザムーン第一夜】山下洋輔
【伯爵の柩 眼光紙背1】高橋康雄
【妖しき人形使い 魔界の鏡花 人形篇】脇明子

●第2号 特集 幻獣 Imaginary Beings●
1976年12月1日発行 定価980円

【幻獣小異】瀧口修造
【一角獣について】澁澤龍彦
【悪龍、美女に変身す―ドラゴン伝説の周辺】種村季弘
【幻場】吉岡実
【玄獣、幻獣―美女と野獣のテーマ】天野哲夫
【怪蛇メリュジーヌ―『ナジャ』への透かし彫り】巖谷國士
【幻獣の住所について】赤瀬川原平
【幻獣のいる風景】脇明子
【新事記】深尾道
【ハメルンの鼠】(書下ろし戯曲)唐十郎
【血紅譚】(長篇詩)天沢退二郎
ベル・エポック】(短篇小説)加藤郁乎
【耳の穴】(怪奇紙芝居 新人作品)南伸坊
(連載)
【悪文読本2 クレオパトラの鼻】池内紀
【in the Moon 2 ラプラスのオックステイルブルース】山下洋輔
【「青い鳥」考 眼光紙背2】高橋康雄
【書評1 魔界なき幻燈】村松友視
【(インド古典芸術における)「女主人公(ナイーカー)」の分類 〈その2〉】松山俊太郎
(幻獣画廊)
オリジナル作品
妖精たちの森野中ユリ
夢魔のいる世界】竹宮恵子
(幻獣小辞典)
(緊急特集)
【拳銃と表現 ピストル発射事件裁判レポート】