爛熟と頽廃の彼方へ 世紀末を知る本その1


坂道で派手に転んでしまったorz
幸いかすり傷だけ。
何度も事故に遭い傷だらけになった自転車は、前輪と後輪の仲が悪いらしく、左右別の方に顔をを背けあっている。運転しづらい。主人のひねくれた性格を反映しているかのようだ。
◇世紀末の美と夢(アンソロジー辻邦生編 集英社 1986 全6巻
買ってから大学の図書館にあることを知った。まあいいか。
こちらのページから引用しました。
http://www2.nagano.ac.jp/sasaki/fin%20de%20siecle.htm
☆『世紀末の美と夢1(フランス)憂愁のエロス』1986.6.25(昭和61)
菅野昭正・辻邦生対談 「世紀末精神のゆくえ−新しきものの始まり」
<世紀末の時代背景・三つの事件>
渡辺一民 「ドレーフェス事件−二つの世紀のはざまで」
クリスチャン・ポラック 「一八八九年と一九〇〇年のパリ万国博覧会
天沢退二郎 「モンフォーコンから《切り裂きジャック》まで」
<世紀末を生きた人々>
豊崎光一 「シャルル・ボードレール
滝田文彦 「マルセル・プルースト
唐 十郎 「サラ・ベルナールの触手」
平島正郎 「クロォド・ドビュッシィ」
<世紀末幻想>
清水徹ベル・エポックのパリ」
辻邦生 「夜ひらく−パリ 十月の死の匂い」
☆『世紀末の美と夢2(ドイツ・オーストリア)華麗なる頽廢(デカダンス)』1986.8.10(昭和61)
高階秀爾辻邦生対談 「ロマンティシズムと世紀末」
<世紀末の時代背景・三つの事件>
村田経和 「バヴァリア国王 ルートヴィッヒ二世」
池内紀うたかたの恋−ルドルフ皇太子情死事件」
檜山哲彦 「都市の空気に死はみちて」
<世紀末を生きた人々>
川村二郎 「老いたる蕩児の春の夢」
高辻知義 「リヒャルト・ワグナー」
海野弘グスタフ・クリムト
☆『世紀末の美と夢3(イギリス)美神と殉教者』1986.9.10(昭和61)
丸谷才一辻邦生対談 「美と内面への逃走」
<世紀末の時代背景・三つの事件>
吉岡昭彦 「世紀への殉教」
如月小春 「ワイルド裁判」
高田宏 「切り裂きテクスト」
<世紀末を生きた人々>
若桑みどり 「世紀末のルネサンス人」
富士川義之 「ある唯美主義者の肖像」
川村錠一郎 「仮面の祝祭」
高橋康也 「少女という鏡」
<世紀末幻想>
小池滋 「帝国の首府・ロンドン」
辻邦生 「夜ひらく−グラスゴウ カラスの帽子と赤い薔薇」
☆『世紀末の美と夢4(ロシア)危機の胎動』1986.10.10(昭和61)
埴谷雄高辻邦生対談 「白夜の季節に生きる」
<世紀末の時代背景・三つの事件>
原卓也 「最後の皇帝ニコライ二世」
五木寛之 「テロリストたちの伝説」
井上光晴 「小説 ふたりのラスプーチン
<世紀末を生きた人々>
島田雅彦  「ドストエフスキー
岡田敦子 「世紀末を司る音楽家
市川雅 「痛ましき『薔薇の精』」
蜷川幸雄 「われらの同時代人」
<世紀末幻想>
水野忠夫 「白い都市ペテルブルグ」
辻邦生 「夜ひらく・・ペテルブルグ  吹雪の夜のヴィーナス」
☆『世紀末の美と夢5(イタリア・スペイン他)没落の豫感』1986.11.10(昭和61)
塩野七生辻邦生対談 「華麗な頽廢の伝統」
<世紀末の時代背景・三つの事件>
北原敦 「統一後のイタリア」
望月紀子 「罪ある頭が世界を歪め……」
竹山博英 「南部の山賊たち」
<世紀末を生きた人々>
中山公男 「白夜の<叫び>」
清水邦夫ストリンドベリの最後の恋」
河島英昭 「早熟の天才」
三宅理一 「神聖なる狂気」
<世紀末幻想>
窪田般彌 「死都ブリュージュ
辻邦生 「夜ひらく・・ミラノ 星座のメリーゴーラウンド」
☆『世紀末の美と夢6(非在の土地)夢想への逃亡』1986.12.10(昭和61)
篠田一士辻邦生対談 「我らは何処へ行くのか?」
<世紀末の時代背景・三つの事件>
小川國夫 「ゴーガン」
多田智満子 「世紀末の彼方」
ドナルド・キーン 「極東の魅惑」
篠沢秀夫 「無限の脱走」
<世紀末を生きた人々>
古井由吉 「<プロセス>の夢」
鈴木杜幾子 「ギュスターブ・モロー
粟津則雄 「ユイスマンス
小此木啓吾 「無意識の幻想と夢」
<世紀末幻想>
辻邦生 「夜ひらく−彼方へ−逃亡者たちの砂時計」