弐号:特集「ベルメール 《人形ひとがた・:軀体》」

弐号:特集「ベルメール 《人形ひとがた・:軀体》」
●〈通常版〉1980 8 191頁 価格1200円(5刷) 綴じ込み付録「虚空を晒すアルテミス」 土井典


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●〈特装版〉土井典 硬化樹脂製オブジェ・ドール付き(40×20×4cm) 豪華クロス張化粧函入、函扉部にナンバー・プレート 15部限定 頒価12万円

ハンス・ベルメールHans Bellmer(1902〜1975)はポーランドに生まれたドイツの画家、人形作家。1936年の『人形』で注目され、翌年からパリに移る。のちに妻のウニカ・ツュルンを失い、自殺。
(巌谷国士『シュルレアリスムとは何か』脚注より)


内容
[論文]
身体の像 ベルナール・ノエル 兼子正勝訳
ハンス・ベルメール断章 瀧口修造
しな肉麻図譜 中野美代子
闇と光のあいだの漂泊者 篠田知和基
身体の言語あるいは舌 ベルナール・ノエル 兼子正勝訳
ナルシスの人形遊戯 万沢正美
バタイユと/あるいはベルメール 兼子正勝
カルダーノの独楽 今野裕一
ハンス・ベルメールの文章から]篠田知和基訳
紫芯の薔薇/父
希望袋小路八八番地
ストリップ
[神託と見世物]あとがき
[詩・小説]
枝状に刻みこまれた流し目 ジョルジュ・ユニェ 松浦寿輝
未生の闇 中井英夫
人形のとりとめのないゲーム ポール・エリュアール 高村智訳
アップリケ ポール・エリュアール 高村智訳
円形広場の夜 来栖逍
[創造の森の女たち]
ウニカ・ツュルンとの出会い リュート・アンリ 万沢正勝訳
ジャスミンの男」に寄せて ジャン=フランソワ・ラバン 万沢正勝訳
尖筆のコンデュクテュール 編集部編
紫芯の薔薇 ノラ・ミトラニ 篠田知和基訳
[エッセイ]
「リーブル・コレクティフ」より ハンス・ベルメール 鈴木晶
紫芯の薔薇 ノラ・ミトラニ 篠田知和基訳
断章 A・P・ド・マンディアルグ 鈴木晶
胎内の香水壜 土井典