幻想文学必携 6

『ファンタジー幻想文学館】』F・ロッテンシュタイナー著 村田薫訳 創林社 1979
奇妙な世界の片隅で
上記のブログに詳しく紹介されているようです。
ほぼ全てのページに大きな図版を収録し、見ていて楽しくなる本です。

◆帯より
ウォルポール、ノディエ、ポオ、ゴーゴリラヴクラフト、キャロル、カフカ、ぼるヘス、コルタサル平井太郎安部公房……。永遠の迷宮を構築した異端の作たちの系譜を鳥瞰、多色刷を含む160葉の図版を収載した幻想文学への入門読本。
■本書の最大の目的は、近・現代の、世界のファンタジー文学の豊饒深遠な世界に一般の読者を案内することにある。論述の対象は、寓話・児童文学・幻想小説にとどまらず、怪奇小説・恐怖小説・異境冒険物語・探偵小説にまで及んでいる。
■著者ロッテンシュタイナーは1942年オーストリア生まれ。30代の少壮気鋭の文学研究者。本書で紹介される作家は約200名、作品は約500。日本では、小泉八雲上田秋成芥川龍之介平井太郎江戸川乱歩)、安部公房が取りあげられている。