幻想と怪奇 3


『幻想文学』第25号「ファンタスティック・マガジン」に一部復刻掲載されました。第3号からドイツ文学も紹介され始め、本誌には『ゴーレム』で有名なマイリンクの中篇が収録されています。

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【「レオンハルト師」…グスタフ・マイリンク(1868−1932)は、エーベルスとともに近代ドイツ幻想作家の巨匠である。戦前は「新青年」や先進社版「怪談」シリーズのドイツ篇その他に短篇が多く訳載されているが、戦後は「チンデレッラ博士の植物」(種村季弘訳)と、最近になって「ゴーレム」(今村孝訳)が紹介されたきりである。ここに掲載する作品は中篇だが、彼の最高傑作として知られ、怪奇幻想文学の研究者が長年待ちのぞんでいたものである。】
第3号 1973 9 黒魔術特集
霊魂の物語 マダム・ブラヴァツキー
魔術師 エリファス・レヴィ
降霊術の実験 アレイスター・クロウリー
黒弥撒の丘 R・エリス・ロバーツ
レオンハルト師 グスタフ・マイリンク
ラントの妻 H・ウォルポール
黄金の鍵 ジョージ・マクドナルド
銀の鍵の門を越えて H・P・ラヴクラフト
スマラ または夜の悪魔たち シャルル・ノディエ
猫の足(前)ジャック・カゾット