17号:特集「未来のイヴ」


17号:特集「未来のイヴ
1985 11月 240頁 価格1200円

高山宏が大車輪の活躍。
ちなみにこんな本も持っている。6千円で購入。

「独身者の機械」ミッシェル・カルージュ 高山宏・森山徹訳 ありな書房 1991
関連ブログ
高山宏+ありな書房といえばピンと来る人がいるはず、そう、古書価が異常に高いのです。定価以上は当たり前、2倍3倍にもなる。多くの読者を期待できず、いきおい少部数出版になってしまうのでしょう。ありな書房のサイトは長期間更新停止となっているし……困ったものです。

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16号:特集「ボルヘス/レゾートル――はみだした男」


16号:特集「ボルヘス/レゾートル――はみだした男」

1985 4月 194頁 価格980円


ボルヘスユリイカ・カイエなどでも何度か特集されています。

おすすめの雑誌特集はmeme(書肆風の薔薇)の2号です。
海外の批評を豊富に訳出した点が特色で、日本の執筆陣選出もツボを押さえていると思います。
これでもかというくらいに文字が詰め込まれているために、多少読みづらいのが難点……。

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小ネタ2つ


田中栞の古本教室」の特別付録、仙台の古書店マップです(2005年発行 300円 火星の庭にて販売中)。

2011年現在、すでに閉店した古本屋が半数を占める一種の考古資料となっております……


思わずジャケ買いしたくなる本を発見。文系脳の私には全く関係無さそうなところもポイント。
携帯の写メから失礼↓








怖すぎる……。
内容は普通でした、おそらく。
(「コンピュータ・グラフィックス」672ページ A.van Dam 今宮 淳美訳 日本コンピュータ協会)

エロティック・ジャポン(原著 仏語版)



L'imaginaire erotique au Japon Agnes Giard Albin Michel 2006(原著 オールカラー)
エロティック・ジャポン アニエス・ジアール にむらじゅんこ訳 河出書房新社 2010

日本のフェティッシュ・アートやサブカルチャーを江戸から現代まで幅広く取り上げた本。山本タカト丸尾末広吉田光彦佐伯俊男会田誠など。言ってみればトーキング・ヘッズ叢書の世界です。逆輸入とはこのことか……!


Amazonのレビューに指摘されているとおり、原著と日本語版には多少の異同が見られます。
カラーページは一切無し、「豊富な図版」と謳いながら原著掲載分の約7割を縮小・割愛。仏語版の魅力でもある暑苦しくゴテゴテ飾り立てた感じを見事に捨て去った日本語版は、良くも悪くもコギレイにまとまってます。日本語で読めるところがただ一つの利点でしょう。内容が内容だけに、翻訳したところで大したことは述べていないような気もしますが……
愚痴はさておき、こんなイカガワシイ本が堂々と翻訳出版されたという現代の怪奇をを我々は素直に喜ぶべきなのでしょう。


エロティック・ジャポン

エロティック・ジャポン