16号:特集「ボルヘス/レゾートル――はみだした男」
16号:特集「ボルヘス/レゾートル――はみだした男」
1985 4月 194頁 価格980円
おすすめの雑誌特集はmeme(書肆風の薔薇)の2号です。
海外の批評を豊富に訳出した点が特色で、日本の執筆陣選出もツボを押さえていると思います。
これでもかというくらいに文字が詰め込まれているために、多少読みづらいのが難点……。
内容
レゾートル――はみだした男[シナリオ]
J・L・ボルヘス+A・B・カサーレス/山崎剛太郎訳
製作ノオト ユーゴ・サンチャゴ/川竹英克訳
映画をなぞる――ボルヘスの詩作品を媒介として 田村さと子
迷宮としての都市あるいは映画 梅本洋一
他者たちの夢 宇波彰
唯一の書物 寺山修司
映画についての/のための断章――寺山修司の思い出に 鈴木宏
ボルヘスと寺山修司そして彼という舞台監督 今野裕一
植える人の技法 ジル・ドゥルーズ/千葉文夫訳
変貌の映画 ジャン=ピエール・ファイユ/千葉文夫訳
他者たち アラン・トゥレーヌ/千葉文夫訳
ラテン・アメリカ的サスペンス ジャック・ルボー/千葉文夫訳
[対談]
ファントームとしての世界 中野幹隆×丹生谷貴志
PANORAMA
非在のために 野谷文昭訳・編