世紀末倶楽部

10号の特集「怪物・畸型」と関連するところがあるので、今回は『世紀末倶楽部』を紹介します。
大変悪趣味な本です。
ネットで色々検索してみようかとも思いましたが、たちの悪いページに飛ばされたりはしないかと尻込みしてしまい、結局まともに調べられませんでした。
今持っている本を読んで分かったことだけを書きます。

『世紀末倶楽部』全4巻（？）＋世紀末倶楽部CD-ROM（vol.1）
コアマガジン　1996〜2000　全巻帯　1・2号袋とじ

世紀末倶楽部を紹介しているサイト
BLACK BOX　鬼畜
思い出のコレクション達

☆創刊号：特集「チャールズ・マンソンとシャロン・テート殺人事件」
コア・マガジン編集部編　1996　6月　184頁　定価1800円
→全篇丸ごとチャールズ・マンソンの特集。創刊号から狂ってます。編集後記を見ると、当初はフリークス・死体特集を組むつもりだったことが分かります。アメリカ人のマニア達にはプレミア価格で売買されているとか……。編集部のふれこみなのであまりあてになりませんが。

☆2号：特集「地下渋谷系――恐怖！怪奇！猟奇！残酷！ショック大全科」
世紀末倶楽部編集部編　1996　9月　256頁　定価2800円
→創刊前からあたためられていたというフリークス・死体特集。おそらく全4巻のうちでもっとも力の入っている特集です。『危ない1号』編集長青山正明のインタビューとフリークス映画全ガイドは少しだけ参考になりました。

☆3号：特集「あなたの知らない世界――暗黒系ショック大全集」
世紀末倶楽部編集部編　1997　5月　280頁　定価2800円
→「フリークス小説ライブラリー」（風間賢二）、「フリークス研究書図書館」（甘栗むく代）など資料探索の上で見逃せないのが3号。
特に「フリークス研究書図書館」は洋書を多数紹介しており、書きぶりもかなりまじめです。ちなみに夜想10号「怪物・畸型」が参考文献として載っています。甘栗むく代の詳細は不明。

☆4号：特集「見世物王国」
見世物王国編集部編　1999　7月　292頁　定価2500円
→エロ・グロ・ナンセンス特集。どぎつい写真はかなり減っているため、多少安心して読むことができます。

☆世紀末倶楽部CD-ROM（vol.1）
2000　2月　定価2800円
→（「BOOK」データベースより）ムーブする怪奇・惨劇・秘儀・奇習。世界ビックリ衝撃映像70分収録。暗黒大全ゴッドファーザー『世紀末倶楽部』にCD-ROMが付いた、ミレニアム衝撃爆弾映像70分＋カラー80ページ。