Mircea Eliade


エリアーデ・オカルト事典

エリアーデ・オカルト事典

◆現代宗教学の基本文献である『宗教百科事典』より、エリアーデが生涯にわたって強い関心を抱き続けたオカルティズム、錬金術、呪術・魔術にかかわる36項目を精選。世界の一流執筆陣による決定版。(帯より)
◆本書によってわれわれは、オカルティズム、錬金術、呪術・魔術といった、現代の日本語ではかなり「怪しい」、ときに「いかがわしい」語感すら伴う領域に対して、現代の実証的な学問としての宗教学が提供する、最も信頼に足る記述を、集約されたかたちで読むことができる。オカルトと呼ばれるような宗教現象の範囲はまことに多彩で、その理解の仕方もさまざまでありうるが、知的誠実さをもってこの領域に関わろうとするならば、本書に示される諸事実、諸理論を無視することは許されないだろう。(「訳者はしがき」より)

本を買うときは、大学の図書館にあるかどうかをまず確認する。
この本はあった。但し「研究室在」。
借りるのが手間なので購入。「研究室在」とか「旧片平在」とか言われてもなあ。

選び抜かれた36項目を紹介。わくわくする、こういうの読むと。
―第1部 オカルティズム―
1 オカルティズムとは何か
2 知恵
3 自然哲学
4 エソテリシズム
5 ヘルメティズム
6 グノーシス主義―中世から現代まで
7 妖術
―第2部 呪術・魔術―
8 呪術の理論
9 東アジアの呪術
10 古代ギリシア-ローマの呪術
11 中世とルネサンス期の魔術
12 東欧の魔術
13 イスラーム世界の魔術
14 南アジアの魔術
15 部族社会の呪術
―第3部 道具・技法・霊力―
16 魔除けとお守り
17 占星術
18 縛りと結び
19 カード
20 占い
21 悪魔祓い
22 土占い
23 まじない
24 降霊術
25 神託
26 呪文
27 霊力
28 前兆と予兆
29 フェティシズム 
―第4部 錬金術
30 錬金術とは何か
31 霊薬(エリクシール)
32 中国の錬金術
33 インドの錬金術
34 イスラーム世界の錬金術
35 ヘレニズム期と中世の錬金術
36 ルネサンス期の錬金術